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2016年12月30日金曜日

アドラー心理学を看護大学の学部教育で実践したらどうなるか妄想してみた

岸見先生の本を読む回数はすっかり減ってしまいましたが、やはり対人関係を考えるときは岸見アドラー心理学を根っこにするよう心がけています。

看護大学で行われている教育は、結局詰め込み教育です。

病院という場で働くための準備状態が整った人を育成すること
が目的です。

そのための洗脳教育であるとも言っても大げさではない気がします。

大学は、自分の頭で考える力を養う場所である、もしくは自分の頭で考えたことをアウトプットする場所だと思います。

世の中のことは、99.9%仮説なんです。


その仮説に対して、少しでも真実に近づくために、勉強する必要があるし、自分の頭で考えられなければいけないです。

アドラー心理学では、他者を操作しようとしないことが前提です。

既存の知識を習得するのはあなたで、そのためにどうすれば良いのかを手伝う、援助するのが教員です。

しかし、今、少なくとも私の大学で行われているのは、援助ではなく強制になっています。

看護師国家試験を受けるための資格を得るための矯正・強制カリキュラムです。

学生が自分で勉強したいと思ったことに取り組めないのです。

強制的に必要な内容は、ある程度は自己学習できるようにしたら良いと思います。
教育のキット化です。
それは機械でもできるはずです。看護師国家試験の勉強みたいに、穴埋め問題とかをひたすら解いてもらえれば、知識はつくと思います。

その知識が弱い状態で講義したって、全然効率的ではないです。

あくまで、学習するのはあなた、なんだと思うんです。

今の仕組みは、学生を「単位」という名のナイフで脅していると思います。
そのナイフに怯え、ときに反抗しながら、ノルマをこなしているんじゃないですかね。

基礎的な知識は、ICTでがっつり身につけておいてもらって、その知識を学生と一緒に使うワークをするのが人間にしか、教員にしかできないことだと思います。

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