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2016年5月26日木曜日

病院実習期間中はアドラー心理学に頼りたくなる

ついに今年度最初の病院実習が始まりました。私にとって、病棟はかなり憂鬱な環境です。それは、病棟で実践している「教育」に共感できないから。こちらの
ブログでは、その「共感」と「心地よい空間」について書かれていました。共感が多い場は心地が良い。まさにその通り。病院で実践されている医療にも共感できないことが多いし、看護師さんたちの言う「エビデンス(根拠)」の浅はかさにも共感できないし、学生たちへの教育方針も共感できない。

目的論として考えると、私は病院といい関係を結びたくないんだと思います。できるだけ近づきたくない。昔から病院は嫌いでしたが、やっぱり嫌い。と同時に、健康のことを考えるのは好きなのだと思います。健康のことを考えると、病院での医療に共感できないんですが、病院といい関係になりたくないから医療に共感しないでおこうという決意になっているのかもしれません。

学生たちとの関わりを見てると随所に「あなたは間違っていて私は正しい」というメッセージが含まれている内容が多かった気がします。正確な表現ではないかもしれないが、下記のような内容です。
「さっきの清拭した時に、患者さんはすごく羞恥心の強い人ということに気づいた?すごく隠そうとしてたでしょ?あまりちゃんと拭けてないなと思わなかった?なたの清拭が終わった後、私は一人で患者さんのところに行って、ふき足りないところなかった?って聞いてきたら、やっぱり足りなかったみたいで、タオル渡したの。そしたら患者さん嬉しそうだったよ。遠慮がちな患者さんだし、そういう配慮が大切だよね」
どうでしょうか?もっと他の言い方があったのではないでしょうか?そして、学生が配慮できたことをフィードバックした方が貢献感を持てるのではないでしょうか。今の学生、自分も含めてですが、劣等感が強いです。その強い劣等感から優越コンプレックスや劣等コンプレックスに移行してもおかしくありません。まずは絶対的肯定感を持ってもらうことが大切です。

実習では、そう言った議論をする勇気がなくて、いつも勝手に自己嫌悪に陥っています。私自身もまだまだ実践できていないですし。一歩一歩ゆっくりでも、前進している自分を受容したいと思います。

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