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2014年12月12日金曜日

学士課程の看護基礎教育に何でもつめこみすぎで本末転倒

「大学における看護系人材育成のあり方に関する検討会 最終報告」ってのを少し読んだ。
私なりに少し要約すると、学士課程において文科省が学んで欲しいと思っている内容は以下のとおり。
  • 看護専門職としての実践および臨床推論能力
  • 多様化する個人のニーズに応えられる能力
  • 高度化する医療に対応できる能力
  • 物事に主体的に取り組める能力
  • 看護の発展・向上に資する研究能力

そんなに無理絶対無理
しかも、教えれば育つ能力ではないものもある...

ジャニーズ事務所所属のタレントはみんなしっかりしている傾向があるんだって。
色んな大変なことが重なってもジャニーズ出身は根性が違う、って言った映画監督がいたらしい。
その記事を書いた人によると、それはジャニーズで日々こなすことで身につくこと「だけ」ではなく、
非常に粗い目の振るいにかけられていることプラスで考えるべきらしい。

看護の世界も然りじゃない?
大学全入の時代に学士課程の乱立で、確実に多種多様な人たちが看護学部看護学科に集まる。
私も含めてw
そうしたら、あとは在学中に振るいにかけるしかない。
なのに大学は実習なんて出席すればよっぽでない限り落とさないだろうし、少なくとも入学者の8割は卒業できる状況。
振るいにかけられていない

そうやって卒業する人の8割は「とりあえず自力で飯が食えるように」と思って働きはじめる。ブラック企業みたいな病院にさえ勤めなければ、それほど困らず生活はできる。でも、そんな人に上記のような能力が備わるようにはとても思えない。私を含めて。

そこで、提案です。
3〜10人くらいの単位で上記のような能力を持つチームを作る、というのはどうでしょうか。
3本の矢、的な発想ですよ。

上記のようなカリスマ性のある看護師はいらない。強いチームであればいい。
お笑い芸人が養成所でコンビ組むみたいに、看護学科では卒業するまでにそれぞれの得意分野を生かしたチームができてて、そのメンバーで頑張る、みたいなのって、楽しいと思うんだよね。

苦手はことは他人に頼って、得意なことで自分が貢献する。
これって非常に持続可能だと思いませんか?



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