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2015年3月30日月曜日

看護学学習中の学生が自分の能力を最大限に解放するためには何が必要? Part 1

大学は教える場ではなく、考える場だと思います。自分で自分なりの答えを導き出す過程に価値があり、その過程がトレーニングであるという考え方です。少なくとも、私のいる大学ではその要素が少ない。学生は教えてもらおうとしてるし、教員は教えようとしている場面が多い。おそらく、20年前よりは、教える教えられる関係が軽減したと思うけど、まだまだ「教員は偉い人、学生は教わる人」みたいな環境です。

私は、自分なんかよりずっと発想力の豊かでIQの高い学生がどんなアイディアを持っているんだろう、という考えがあります。学生が持つその力を何の遠慮もなく解放できたら...と思うとすごくワクワクします。ルーブリックなんて、学生の可能性を潰すようなものにしか感じられない...。評価表で、自分の悪いところを明確にして、自分の弱点ばかり見せられても、自分の得意なところは見えてこないでしょう。教員側の自己満足でしょ。

では、大学のカリキュラムにおいて、どんな方法が学生の能力を最大限に解放できるのか。そのヒントは「レール」と「脱線」です。

まず、「レール」について。テーマ、と言ってもいいかもしれません。すべてが自由になると、逆にどうしていいかわからなくなる感じがあると思います。いきなり1000億円もらってもどうしていいかわからない、みたいな?なので、ざっくりとこれについて話します。みたいな内容があれば良い。例えば、「人間における脱水とは?」みたいな。もちろん、脱水を語るためには基本的な知識が必要なので、そこは事前学習が必要です。その部分が「レール」です。テーマに合った知識をある程度自分で説明できるくらいまでに構築しておく。

続きは次回。

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