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2014年8月22日金曜日

看護系大学の教員は授業資料(パワポ)を作る必要はない

私が勤める看護大学での助手の仕事を、3つに分けてみました。

  1. 所属領域の教授の補助ならび授業・演習・実習の補助もしくは担当
  2. 大学および看護学部の運営に関わる仕事(なんとか委員会など)
  3. 研究(社会貢献)

我ながら上手く分けられたと思いましたが...
問題は、それぞれの業務にかかる時間の比率です。

私は丸2年働いてみた感覚だと、上から6 : 3 : 1になると思います。
理想的には4 : 2 : 4にしたいです。

1の基礎教育に関わるところは、8割くらいは教えることが決まっているので、もっと効率的な仕組みができれば今かかっている時間の半分くらいで済むんじゃないかと思いますね。
基礎知識を教員が教える時間がなくなれば良いと思いますね。教材は世の中に豊富に揃っていますので。教員は学生がどれだけの知識を身につけたかを判断することが仕事で、身につけた基礎知識でいかに実際の場面で活用していくかの応用を伝えれば良い、ということに範囲を狭めることができれば、良いんじゃないでしょうかね。
飛行機の離着陸に例えると、知識を「獲得し始める」ための助走にサポートは必要だと思いますが、離陸した後は学生次第で、あとは着陸をしっかり受け止めてあげられれば良いんでは!

教員がパワポ作る意味がわかりませんもん。時間の無駄。

大切なのはいかにフィードバックしてあげるかでしょう。そこに時間をかけてあげると良いと思います。

偉そうなこと言ってすみませんが、本気でそう思っています。

2014年8月7日木曜日

看護基礎教育における専門基礎科目の学習方法の改革 Last Part 〜改革断念編〜

タイトルの通りです...

ほとんど説得力のある内容を記載できなかったので、断念致します。
簡単ではないんですよね、言うの簡単です。

ただ、トライはしてみたいんですよね。
根性があるから知識がある、というのをなくしたいと思ってます。
イケハヤさんに触発されてるのは否めませんが、努力している!っていう感覚はいらないんじゃないかと。

新世代努力論-「恵まれた世代」は判ってない−これがぼくらの価値観だ-イケダハヤト

意志力ではなく、ひたすら楽しさで学習できる環境があれば、放っておいても内発的な学習が生まれて優秀な看護師が多く輩出できるのでないかと思ってます。

この前あった20年クラスのベテラン看護師さんも言ってました。もう勉強したくないって。それってやはり勉強っていうのがやらされるもので、楽しくないものだっていう記憶が定着しちゃったんじゃないかって思いました。

気合いと根性で、たくさんのことを詰め込み、それらの膨大な課題を非効率的な方法で乗り越えさせようとする看護基礎教育(だけではないか?)のやり方に対するアンチテーゼです。

私みたいな職位が低くて、いつクビになるかわかないような若造が教育に対することを言っても、過半数の教員は私の周りに2人くらいしかおらず、雲の上の先生は相手にしてくれないので、ここでひっそりと発信していきたいです。

クビになっても家族を養う最低限は看護師免許でなんとか食わせられるし、大学にいれなくても私の自己実現は達せられそうなので、自分が納得できないことはできるだけ実践しないようにしたいと思ってます。

話がそれましたが、今後は看護基礎教育にいかせそうな良書を紹介していきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

2014年8月4日月曜日

看護基礎教育における専門基礎科目の学習方法の改革 Part 2 〜解剖学編〜

さて、それでは専門基礎科目の丸暗記学習プロトコルの詳細を考えていきたいと思います。科目別に検討していきます。

【解剖学編】
これは至ってシンプルに考えられそうです。

各臓器、筋骨格系に関してマクロからミクロまでをひたすら暗記する。
このとき大切なのは、視覚的な情報だと思います。そこで活躍できるのはやはりiPadでしょう。

解剖学的な知識が得やすい3D画像付きのアプリケーションが良いでしょう。
検索してみますと...「メディカル」のカテゴリから探してみます。

...ざっと見てもあまり良いのがないですが...複数用意しておけば、良いということにさせてください。

おそらく、大切になってくるのはどこからどこまでを出題するかを明確にしておくということだと思います。
前回もかきましたが、何万問か用意しておいて、それが暗記できるようになるまでやってくださいと周知しておけば良いと思います。

2週間に一度くらいの頻度で、模擬試験も開催します。
これは、PC上で実施します。実施したことは記録され、出席としてカウントされます。
循環器、脳神経など各分野で開催していきます。
もちろん、何度も受けることが可能です。

自分の現状を把握できるシステムとしては問題ないものができそうですが、おそらく、学習者側はどのように暗記していくかが非常に問題ですが、何度も確認していくしか方法はないと思います。

1年くらいかけて解剖学を実施できれば、正確な知識が定着すると思います。
講義を受けるよりも。

いかがでしょうか、私の提案は。
書いていて思ったのは、本気この方法を作るとなると、お金がかかるということですね...
でも、講義にくる教員の人件費が半分にできれば、長期的なコストはずっと安いかと。
あとは、システムを作り上げる上での詳細なところをきちんと決めないといけないということでしょうか。どうやってランダムに問題を出すのか、とか。





2014年8月1日金曜日

看護基礎教育における専門基礎科目の学習方法の改革 Part 1

私の足りない中枢神経系の回路でひねり出した、新しい座学について書いていこうと思います。

まず、対象となる科目は、解剖学、病理病態、生化学、薬理学、栄養学などの専門基礎科目の類いです。
まず、ひたすら丸暗記してしまえば良いのです。全体の(どこまでが全体と言うかは微妙ですが)6〜8割くらいを丸暗記してるところまで到達してもらう。
そうすれば、あとの講義が楽しくてしょうがなくなるはず。

これは、看護師を何年かやった後に、大学の講義を受けたときの新鮮さや理解できる楽しさを味わえることと似ているんだと思います。

で、丸暗記している間も、させられている感はあまりないはずです。取り組み始めだけは多少しんどいでしょうが、覚えている自分の成長を楽しめるようになれれば、それほど苦しくないでしょう。
座学よりもよっぽど主体的ですし、自分で自分の学習をコントロールしている感覚になるトレーニングにつながる。ペタゴジーからアンドラゴジーへの橋渡しの意味もあります。

1年生の前期の専門基礎科目の時間はすべて、それに費やします。

すみません、大事な話をしていなかったです。
その丸暗記の方法ですが、仕組みは簡単です。
まず、過去の看護師国家試験問題なり、模試や国家試験向けの問題集、場合によっては医師国家試験をひたすら解いてもらいます。これはざっくりとした感覚ですが、専門基礎科目すべてで1万問くらい準備すれば十分だと思います。それが8割くらい暗記できることを目標に、PCもしくはスマートフォン上で何度も解けるようにしておきます。
このソフトウェアを作るだけでもお金がかかりそうですが...

iPadのアプリケーションがたくさん出ているので、そのあたりも自由に活用できるようになっていると個別の聴覚神経が有意とか視覚的に覚えるのが良いとかにも対応できていて、より楽に学習が進みますね。

とりあえず大まかな概要は以上です。
次回は細かいところをつっこんでみます。