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2016年7月3日日曜日

アドラー心理学を看護基礎教育で実践する

最近、岸見先生の本が数多く出版されていますね。ついつい買ってしまっています。現在、実習期間中で心身ともにしんどい思いをしているので、現実逃避を兼ねて、つまみ食い的に読んでおります。
やはり、自分が本当の意味で
学生と対等な関係を築こうとしているのか、自己点検できている実感がないので、日々試行錯誤しております。
アドラー的に関わると、私のようにフランクな接し方がベースになってしまっている場合、周囲の人が非常に不愉快になる場合があることが明らかになってきました。特に臨地実習では、看護師も教員と学生が友達みたいに会話していて、いわゆる「指導」になっていないのではないかと感じてしまい、不信感を抱かれ、問題になってしまいました。
言われた直後こそ、まずいな...と思いましたが、私はやっぱりアドラーを捨てられませんでした。看護師さんたちが思っている昭和の「脅して指導する」やり方に賛同できません。価値観のおしつけですよ。もちろん、患者さんの安全を守るために伝えるべきことはあると思います。現場で血圧ひとつ測るのでも、様々な視点で考える必要があることもわかっているつもりです。だからこそ皆様の協力が必要なんです。学生という「仲間」とともにその患者さんをみて欲しいんです。最初は頼りない仲間だと思います。でも、脅されず日々共に看護を続けていくことで、「自ら」気付いてくれるのです。それが「自立」のスタートラインに近づく大事なプロセスだと思います。そんなときに、自分の頭で考えさせずにダメダメ攻撃したらどうなるでしょう?ダメと言われないように頑張るようになりますよね?ダメと言われなかったから良かった、というところで終わってしまうと思いませんかね?

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