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2016年2月25日木曜日

我慢できない空腹感がある場合は、脂質代謝でATPが得られていないから

私も糖質制限を開始した時は、糖質以外のものをどれだけ食べても空腹感がある感じがありました。過去記事を見てもらえばそれに関して記載していたと思います。胃袋は確かに
いっぱいだが、満足感がないんです。物足りない。そのときはなぜそんなことになっているのかわかりませんでした。「慣れ」の問題なのかなと思っていました。答えは藤川先生が教えてくれました。
思返せば、あのときはたんぱく質こそたくさん食べていましたが、長年の習慣か、動物性脂肪をあまり食べれていませんでした。脂肪の消化力も落ちていたのだと思います。今のようにバター20gとココナッツオイルを大さじ2くらい入れたデカフェのコーヒーなんぞ飲みきれていなかったと思います。
その上、いつもならば糖質が体に入ってくるので、それを原料にして嫌気的にATPを生産していたのに、どうもそれではエネルギーが確保できない...そう思ったであろう私の体は、もっと食べるように脳から指令を出す...。そして嫌気的代謝に逆戻り...だったのかもしれません。嫌気的代謝(糖質代謝)が優位になっている人は移行期が必要なのかもしれません。精神力の強い人は、根気強く継続しても良いかもしれませんが、藤川先生は女性のフェリチン不足の可能性の高さを指摘しておられるので、女性の方はあまり推奨されないでしょうね。
そして、私ここ一ヶ月ぐらいで、フェロケルも開始したので、自分のフェリチン値は不明ですが、より脂質をエネルギーにできている感じがします。お酒を飲んで低血糖になっても飢餓感があまりない気がしています。身体がケトン体をうまく合成したり、ケトン体を使って好気的代謝(脂質代謝)でATPを生成できるようになったことと関連しているのかもしれません。
つまり、脂質代謝でATPが合成できるような細胞(ミトコンドリア)を作り上げるため、フェロケルで鉄剤を補給することが、動物性糖質制限には必要なのではないか、というのが私の考察です。鉄分は肉を食べるだけでは吸収されにくいのだと思います。狩猟採集時代は、おそらく血まみれの肉を焼いたり煮たりしていたので、自然と鉄分が補給されたのではないでしょうか。

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