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2015年4月15日水曜日

看護大学の教育は病院に就職させることが目的になっている

今年度も始まりました。新入生だったり進級した学生で大学は活気があります。看護師や保健師になろうと思って大学に入学する人が多いのですが、あまり考えられていないのが、「看護師ってどんな仕事なのか」ということ。もっと踏み込んで言うと「看護師になると、どんな気持ちで仕事をすることになるか」ということになると思います。

大きな総合病院で提供されている医療のほとんどは西洋医学です。でも西洋医学もはっきりしていないことはたくさんあるし、西洋医学では解決できない問題(症状)も多い。というか、西洋医学の考え方ってホントに正しいの?などと考える私のような学生がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。現在ある考え方に疑問を持つことが科学者として、看護師・保健師としての第一歩です。

病院に勤めると、その病院のやり方を「押し付け」られます。間違いありません。その病院の「みんな」はそうやっているので、それを「押し付け」られます。もし、その病院以外は違うやり方だったとしても、内容によりますが、簡単には変えないでしょう。そうです。病院では「科学的根拠」を大事にせず「過去の積み重ね」を大事にします。今までそうやってきたから...とかの理由が「根拠」になってしまうのです。

最近、盛んに看護基礎教育と臨床の格差が広がっていると言われていますが、独り歩きしているのは、病院の方だと思います。患者さんのために看護師になった志の高い方たちは一生懸命だと思います。しかし、その実践する看護の中にどれだけ「本当の自分の考え」を反映できていますか?ルールだから、そう習ったから、今までそうやってきたから。そんな理由で実践していると継続できません。「愛」がこめられないからです。自分の考えをこめられないものに「愛」はこめられないです。

ネガティブな意見ですが、現在の看護大学での教育はただの「洗脳」です。正しいことはこれ、間違っていることはこれ、私たちの大学ではそれをちゃんと教えています。そして人間関係形成能力や主体的学習ができる人材を育てています...。いや、それじゃあ大学ではないですよ。坂爪さんからパクりますが、大学は新しい正解を見つける場所です。自分なりの考えを作り上げる場所です。そのための道しるべは立ててあげた方がいいですが、一方的に正しい正しくないを教えるのは、誰でもできます。正しい(と言われる)知識が知りたければ病院の研修に参加すればいいんです。看護協会とかが盛んに開催していますよ。それを看護師養成課程を持つ施設が囲い込むから看護師が増えない気がします。
「大学」という場で学習することの意味は、その「自由さ」にあると思います。古いですが、反町隆史の「POISON」が頭をよぎります。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ。自由に発言できて、自由に批判されて、自由に考えを構築できる。大学はそんな場所であって欲しいし、自分はそういう風に大学で学びたいと思います。

読みにくい文章で本当すみません。

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